マンジャロとリベルサスを徹底比較
違い・効果・副作用・料金から選ぶ
「マンジャロとリベルサス、どっちがいいの?」——どちらもGLP-1に関わる薬ですが、飲み薬か注射か、効果、副作用、料金に違いがあります。自分に合った選び方を、公表データをもとに整理します。
マンジャロ(有効成分:チルゼパチド)とリベルサス(有効成分:セマグルチド)は、どちらも食欲や血糖に関わるホルモンの働きを利用した薬です。似ているようで、投与方法や作用のしくみに違いがあります。
- ✅ 「飲み薬(リベルサス)」と「注射(マンジャロ)」の違いがわかる
- ✅ 効果・副作用・料金の違いを公表データで確認できる
- ✅ 自分に合うのはどちらのタイプかがわかる
日本では、マンジャロもリベルサスも「2型糖尿病」の治療薬として承認されています。体重を減らすことや美容・痩身を目的として使う場合は、国内承認の範囲外(適応外使用)にあたります。 本記事は医師監修記事ではなく、公的機関や公表データをもとにMEDIORA編集部が作成した一般的な情報です。実際にどちらが適しているかは、医師の診察のうえで判断されます。
まず結論|こんな人におすすめ
細かい違いは後で解説しますが、ざっくりの向き・不向きは次のとおりです。
| 💉 マンジャロ(注射) | 💊 リベルサス(飲み薬) |
|---|---|
| できるだけ高い減量効果を期待したい | 注射が苦手 |
| 週1回で済むほうがいい | 毎日飲むほうが続けやすい |
| 通院・手間を減らしたい | まずGLP-1関連薬を試してみたい |
※どちらが適しているかは、体質・持病・目的などを踏まえて医師の診察で決まります。
比較一覧(ひと目でわかる)
主な項目を並べると、次のようになります。
| 項目 | マンジャロ | リベルサス |
|---|---|---|
| 投与方法 | 週1回の注射 | 毎日の飲み薬 |
| 主成分 | チルゼパチド | セマグルチド |
| GLP-1作用 | ○ | ○ |
| GIP作用 | ○ | × |
| 食欲を抑える働き | ◎ | ○ |
| 体重減少(試験報告) | ◎ | ○ |
| 飲み忘れ・打ち忘れ | 少ない(週1回) | 毎日必要 |
| 自己注射 | 必要 | 不要 |
※◎/○はわかりやすさのための相対的なイメージで、効果を保証するものではありません。効果・副作用には個人差があります。
💊 リベルサス(飲み薬)ならではのポイント
承認用量(3〜14mg)での減量幅は比較的小さめ(臨床試験で体重の数%程度の報告)で、注射薬や海外の高用量(肥満向け)製剤に比べると穏やかです。また、吸収が胃の内容物によって下がるため、飲み方に決まりがあります。
- 1日1回、その日の最初の食事・飲水の前に、空腹の状態で飲む
- コップ約半分の水(約120mL以下)で、錠剤は割らずにそのまま飲む
- 服用後、少なくとも30分は飲食・ほかの薬の服用を避ける
※この手順を守らないと吸収が下がり、効果が十分に出ないことがあります。減量幅は用量や体質によって変わり、個人差があります。
一番の違い|GIP作用があるか
両者の最も大きな違いは、「GIP」という受容体にも作用するかどうかです。
GLP-1のみに作用
GLP-1受容体に作用し、食欲を抑える働きなどが期待されます。
GLP-1+GIPに作用
GLP-1に加えてGIP受容体にも作用する「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」です。2つの働きにより、より大きな体重減少が報告されています。
🔬 ざっくりまとめると
- リベルサス:GLP-1 → 食欲を抑える
- マンジャロ:GLP-1+GIP → 食欲を抑える+代謝への働き → より大きな体重減少が報告
※作用のしくみの違いであり、効果の大きさには個人差があります。
効果の比較(臨床試験データ)
臨床試験では、チルゼパチド(マンジャロの成分)は、セマグルチドより大きな体重減少が報告されています。肥満を対象とした直接比較試験(SURMOUNT-5、72週)では、次の結果でした。
⚖️ 直接比較試験(SURMOUNT-5)の結果
- チルゼパチド:平均約20%の体重減少
- セマグルチド(注射):平均約14%の体重減少
- この比較は「注射のセマグルチド」との比較で、飲み薬のリベルサス(経口セマグルチド)そのものの数値ではありません。
- リベルサス(経口)の減量幅は用量により幅があり、日本の承認用量(〜14mg)ではより小さめとされています。
- これらは肥満を対象とした海外の試験であり、日本ではマンジャロ・リベルサスとも「2型糖尿病」の治療薬です。
- 効果には個人差があり、試験の対象・用量・条件が異なるため、「マンジャロの方が必ず痩せる」と単純比較はできません。
副作用の比較
どちらも、吐き気などの消化器症状が起こることがあります。開始直後や増量時に出やすく、多くは時間とともに軽くなる傾向があります。
| よくある副作用 | マンジャロ | リベルサス |
|---|---|---|
| 吐き気 | ○ | ○ |
| 下痢 | ○ | ○ |
| 便秘 | ○ | ○ |
| 食欲低下 | ○ | ○ |
| 嘔吐 | ○ | ○ |
- 急性膵炎
- 胆のうの病気(胆石・胆嚢炎など)
- 重いアレルギー反応(アナフィラキシーなど)
頻度は高くありませんが、激しい腹痛や息苦しさ、顔の腫れなどがあれば、速やかに医療機関へ相談・受診してください。副作用の詳しい内容は、マンジャロの副作用ページで解説しています。
料金の比較
料金は、クリニック・用量・診療形態(対面かオンラインか)によって異なります。金額を単純に並べるより、「頻度」と「総額」で見るのがポイントです。
💰 料金を比べるときの見方
- マンジャロ:週1回の注射。用量(2.5〜15mg)によって薬代が変わる
- リベルサス:毎日の飲み薬。用量(3・7・14mg)によって薬代が変わる
- 表示価格だけでなく、診察料・送料・再診料まで含めた総額で比べる
実際の料金は、マンジャロのオンライン診療比較で、薬代・診察料・送料・初月総額などを整理しています。あわせてご確認ください。
※本記事では特定クリニックの料金は断定せず、比較の観点のみを示しています。最新の料金は各クリニックの公式情報をご確認ください。
どっちが向いてる?
💉 マンジャロが向いている人
- できるだけ高い減量効果を期待したい
- 週1回で続けたい(毎日の手間を減らしたい)
- 自己注射に抵抗がない
💊 リベルサスが向いている人
- 注射が苦手・こわい
- まずGLP-1関連薬を試してみたい
- 飲み薬のほうが続けやすい
※上記は一般的な目安です。持病や併用薬、これまでの治療によっては選択肢が変わります。必ず医師の診察を受けてください。
よくある質問
注射は痛いですか?
マンジャロは細い針を使うため、痛みは少ないと感じる方が多いとされますが、感じ方には個人差があります。注射に不安がある場合は、飲み薬のリベルサスを含めて医師に相談するとよいでしょう。
注射と飲み薬、どっちが効きますか?
臨床試験では、チルゼパチド(マンジャロの成分)でより大きな体重減少が報告されています。ただし、対象・用量・試験条件が異なるため単純比較はできません。治療薬は、効果だけでなく体質・目的・続けやすさも踏まえて医師が選択します。
副作用はどちらが強いですか?
どちらも吐き気などの消化器症状がみられることがあります。開始直後や増量時に起こりやすく、多くは時間とともに軽くなる傾向があります。強い症状が続く場合は、自己判断せず処方医に相談してください。
どちらも痩せ薬として使えますか?
日本では、マンジャロもリベルサスも「2型糖尿病」の治療薬として承認されています。美容・痩身を目的とした使用は適応外にあたります。使用を検討する場合は、医師の診察のうえで、適応・リスク・費用の説明を受けてください。
まとめ
タイプ別に整理すると、選び方の目安は次のようになります。
| あなたのタイプ | 目安 |
|---|---|
| 高い減量効果を期待したい | マンジャロ |
| 飲み薬がいい | リベルサス |
| 注射が苦手 | リベルサス |
| 週1回で続けたい | マンジャロ |
マンジャロとリベルサスは、作用のしくみや投与方法、報告されている効果に違いがあります。ただし、どちらも医師の管理のもとで使う医療用医薬品で、日本では2型糖尿病の治療薬です。効果や副作用には個人差があるため、自己判断ではなく、医師の診察を受けて、自分に合った選択をすることが大切です。
本記事は、マンジャロ(チルゼパチド)およびリベルサス(セマグルチド)に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の治療や医薬品の使用を推奨するものではありません。医師による診断・治療・処方に代わるものではなく、効果・副作用には個人差があります。 日本では、いずれも2型糖尿病の治療薬として承認されており、美容・痩身を目的とした使用は適応外です。本記事に記載した効果に関する数値は、公表されている臨床試験に基づく目安であり、対象・用量・試験条件によって異なります。 掲載内容は2026年7月時点の公開情報をもとに作成しています。最新情報は公的機関および各医療機関の公式情報をご確認ください。
- SURMOUNT-5試験(チルゼパチドとセマグルチドの肥満を対象とした直接比較試験・72週)の公表結果
- マンジャロ皮下注 添付文書 / リベルサス錠 添付文書(いずれも日本)/ 医薬品医療機器総合機構(PMDA)公表の医薬品情報
- 厚生労働省 医薬品の適正使用に関する公開情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。最新かつ正確な内容は、添付文書および各公的機関・医療機関の公式情報をご確認ください。